はてブを見てたら恐ろしいニュースが流れていた。
要約すると子供の臓器を抜き取る事件が起こっていて、その事件の犯人とされた軽犯罪で捕まった人が民衆に拘置所から引きずり出されてリンチの末、ガソリンをかけられて火あぶりにされたということだ。
再三警察は殺人犯じゃなくて軽犯罪者だと言って止めたのに民衆の暴走は止まらなかったという。
群集心理は本当に怖くて一人ひとりは真面目な普通の人であったとしても集まると暴動に発展したり、犯罪を犯してしまったり歯止めが効かなくなる。
関東大震災の時の在日外国人虐殺事件にしてもそうだし、みんながやってるから一緒になってやるみたいな流れでとんでもないことを犯してしまう。
今回、怖いと思うのがフェイスブックとかWhatsAppのようなものによって人が暴走している点で、こういうメディアとして信頼度の低いものですら暴動のきっかけになってしまう。
こういう事件を見ると松本サリン事件で一般市民が勝手にメディアに犯人に仕立てられテロリストとして連日報道された事件を思い出す。
結局、オウム真理教が地下鉄サリン事件を起こして松本もオウムだったとなったがもしオウムがその後何も起こさなかったらこの一般人は死刑になっていたのではないだろうか?
似た事件にカレー毒物混入事件がある。
これも状況証拠だけで林真須美被告が犯人とされて死刑が確定しているが証拠とされたヒ素とカレーに入っていたヒ素が違うヒ素だということは証明されている。
証拠もなく死刑判決になるのにそれに反対する人は極一部の死刑反対論者と林真須美被告の支援者のみである。
つくづくこの世界はむちゃくちゃ理不尽なことがまかり通る恐ろしい世界だと感じるのは私だけだろうか?
理不尽な世の中で自我を持って生きる人間という生き物に生まれついて思うのは人生とは何かの罰なのではないかということだ。
この世界に80年も生き続けなければならないのなら私は深海で生きる貝に生まれればよかったといつも思う。
限界を超えた人々は西成で昼間から酒を飲み自我を捨てているがこの理不尽な世界に絶望した人間は薬で自我を無くし、死への恐れを無くした後に安楽死されるのが一番幸せだと思ってしまう。
この絶望の時代に安楽死制度は必要不可欠なのではないだろうか?