この小説はコンビニでアルバイトしている小説家の人が書いた物語で芥川賞を受賞したことで話題となった。
読んでみた感想だがこの物語は「こじらせ社会不適合者」と「優しいサイコパス」が主人公のマジでヤバイ小説だった。
あらすじ
コンビニでバイトしている主人公は子供の頃から社会に馴染めない女性で行動が無茶苦茶…。人間の心を持たない怪物である。
それでもコンビニでロボットのように生活する分にはちゃんと生きることが出来るということで18年間もコンビニでアルバイト生活を続ける。
そのコンビニにアルバイトで入ってきた白羽という男がまたヤバイやつでアルバイトをしに来た理由が婚活だとか言っているものの貯金もなく定職についたこともなく大学も専門学校も中退している社会不適合者。
完全にゴミみたいな人間なのに社会が悪いみたいなことを言いながらネットで起業して稼ぐとかいう幻を見ている。
何かにつけて人間は縄文時代から優秀な男が美しい女を総取りするとか言い続けて殻に閉じこもり、コンビニに来た美人をストーキングしようとするガチのやばいやつだった。
この小説の感想
もう読んでて超面白くなってくる。白羽がどうなるのか?主人公はどうなるのか?この世界の闇の部分を少し覗くことの出来る面白さがあると思う。
私もちょっとした社会不適合者でサイコパスな一面も持ち合わせているのでこの小説に書いてあることがわからんでもないと思ってしまうところがある。
特に、ゴミ野郎の白羽が言う社会は縄文時代から何も変わっちゃいないって部分にすごく共感して人間の本質なんてものは何万年たとうが変わらないと思っている。
まぁだからこそ人間というものが単純で簡単に攻略できるものだとは思うのだが。こじらせてやべえ方向に進んだ結果が白羽。無難にこなした結果が俺みたいな感じがする。
まとめ
久しぶりに心を鷲掴みにされた小説が読めた気がする。こんな小説がたまにあるから読書は楽しい。この作家の本をもっと読みたいと感じる一冊だった。
追記:地球星人を読んでみたけどコンビニ人間の続きみたいな感じでなかなかやばい小説だった。まぁやばいとしか言えないけどコンビニ人間が好きな人なら読んでみてもいいかもしれない。内容はもうホント普通の人には絶対書けないようなレベル。