こんなニュースが出ていたのでちょっと物申したい。
ホームから転落、女性死亡=インフルエンザ原因か―東京(時事通信) - Yahoo!ニュース
亡くなられた方は本当に気の毒でかわいそうになる。
インフルエンザなのに出歩く必要に迫られていたということだからだ。
私の予想だと、この人は非正規雇用でインフルエンザになっても時給制の労働で働いていて休むと生活に困るため仕方なく働きに出ていたのだろうと考えられる。
もしかすると抱えているプロジェクトが炎上していてどうしても休めないプログラマーなのかもしれない。
いずれにしろインフルエンザなのに電車に乗らなければならないという状況に陥っているのが恐ろしい。
日本のテレビコマーシャルでは頻繁に「風邪でも休めないあなたへ!」という風邪薬のコマーシャルをやっているがマジでこのコマーシャルはいいかげん自粛して欲しい。
どんなに辛くても休まないことが美徳のようになっている。
日本は休まないことを正しいと教えるヤバイ国
日本で生まれ育つと毎日学校に通って皆勤賞を目指しましょう!とか言われる。ただ毎日通うだけで表彰されるわけである。
元気に毎日通える体調を維持する事ができるならそれは素晴らしいことであるが多少具合が悪くても学校に行かなきゃならないということを教えていると思う。
それによって社会に出ても休まないことが素晴らしいとされ、ちょっと具合が悪くて休むというと上司に「俺は20年会社を休んだことがないんだけどなぁ」とか小言を言われる。
有給など一切使用しないことこそが美徳だと言う雰囲気作りが行われているのが日本の企業なのである。ブラック企業でもない普通の企業でも有給を全部使っている人は極僅かなのではないだろうか?
さらに、テレビをみていてもスポーツ選手が怪我をしても痛み止めを飲んで大会に参加するのを見せられる。羽生にしろ稀勢の里にせよ、怪我をして無理をした結果選手生命に関わる状態になり、休場を余儀なくされている。
あの時、無理をせず休んでいれば回復してその後また勝てたかもしれないのにそのチャンスを無駄に無理してつぶしているとしか思えない。
確かにオリンピックのような4年に一度の大会の場合なら怪我を押してやる価値はあるかもしれないが普段から全く休もうとせずに怪我しても頑張るみたいなのが褒め称えられるのはおかしいと感じる。
インフルエンザの人はお願いだから休んでくれ
冒頭の記事だがインフルエンザだとわかって外出していたわけだ。それは本当に止めて欲しい。この人がインフルエンザなのに公共交通機関を利用したせいでその他の人にまでインフルエンザが伝染る可能性があるわけだよ。
これは本当にバイオテロと言ってもいいレベルで社会全体の生産性を下げて、GDPを押し下げる結果になる。マジで勘弁して欲しい。
インフルエンザは休んでも保証あり
非正規雇用の場合だったりすると有給発生まで6ヶ月かかり、契約満了を繰り返せば有給がなかなかもらえないので休むとお金がもらえなくてしょうがなく出るという人もいるかも知れないがそういう人は傷病手当金をもらえばいい。
まとめ
日本は無駄に休まないことが美徳とされているが、正直休まないことよりも最高のパフォーマンスで仕事が出来る状態にどれだけいれるかを美徳にして欲しい。
残業して慢性的に寝不足状態で働いてもベストパフォーマンスの5割しか出せないし、休みも取らずに働き続けても生産性が下がる。
ベストな生産性を維持し続けるために必要に応じて休むことこそが美徳とされればインフルエンザなのに会社に行くという恐ろしいバイオテロリストが減るだろう。