芯まで腐ってる

もうとっくの昔にダークサイド

立ち退き拒否問題に1石投じた市長

ニュースを見てたら興味深い記事があったのでコメントしとこうと思う。

www.kobe-np.co.jp

 

一軒だけ頑なに退か無い床屋

うちの近所にも立ち退き拒否しているところがあって、他のところは全部引っ込んで道路が2車線になっているのにそこの床屋だけ立ち退かないからせっかく新しい道路ができているのに使えずに慢性的な渋滞が発生し続けている。

 

この道は駅前に巨大なショッピングモールが出来てから何年も慢性的な渋滞が発生し続けるような道になってしまい、早急に拡張を進めなければ多くの住民が不利益を被ってしまうような場所となっている。

特に週末は朝から晩まで何キロも常に渋滞し続けるという状況も起こっていて本当に困っている人が多い。

それなのに頑なに営業を続けている床屋…。

 

床屋の意見もわからんでもない

もし私が昔からそこで床屋をやっているおっさんだったとしたら、固定客もついて店の売上も順調だった場合、絶対移転したくない。

いま床屋なんてものはコンビニの軒数の何倍もの数がひしめき合っているわけであり、もしも移転した場合、その移転先でライバルとまた戦わなければならないのである。

固定客はついてきてくれるかもしれないが、高齢化によって遠くまで歩けない人が出てきて移転先に通ってくれない可能性もある。

保証金があったとしても移転費用が全てもらえるわけではないし、もしも移転先で売上ががくんと下がった場合、店を続けることが困難になる可能性もある。

そう考えると頑なに移転を拒否して、同じ場所で営業を続けるしか無いと考えてもしょうがない。

 

ちなみに十三のくそオヤジ最後のひとふりというラーメン屋は立ち退きで店じまいとなってしまった…。あれだけの人気店が立ち退きで消えてしまうというのは本当に切ないがしょうがないのだろう…。

 

でも移転して欲しい

自分が床屋だったらと考えると移転出来ないというのはわからんでもないのだが、はっきり言うとやっぱり移転しないとだめだと思う。

もうほかに残っている家も店も無く、最後の一軒になってしまっている時点で年貢の納め時であり、最後の一人になっても戦い続けるというのは無駄な努力であり、ただの迷惑なのでマジで止めて欲しい。

移転が必要ということは街が変化しているわけなのだからその変化についていかなければダメなのだ。もしそれで商売がだめになってしまったとしても、それは元々その商売の寿命が来ただけのことであり、必然だったと考えるしか無い。

 

昔は無人のダンプカーが夜中に突っ込んでくる事件が多かった

日本の高度成長期、地上げが活発だった頃は移転を渋ってなかなか退かなかったところにはなぜか夜中に無人のダンプカー(盗難車)が突っ込んできて家が大破する事件が多かったように思う。

 

バブル期には本当にあちこちで地上げが行われていてその結果地上げに失敗した都心部に小さなコインパーキングがたくさんできたのだが、最近はまた不動産ブームでこういった小さなコインパーキング周辺で再開発が起こり、古いビルが軒並み建て替えられている。

またそのうちダンプカーが突っ込む事故が増えなければいいのだが。