うちの近所には川が流れている。
そこではおじさんが釣りをしていて最近は黒鯛が釣れるらしい。
それを捌いて持って帰って食っているようだ。
ただ、ぶっちゃけこの川の近くに何十年も住んでいるとこの川の汚さとか知ってしまうわけだ。
最近は下水処理が進んで割りときれいになって来ていて鮎とかもいるらしい。毎年土木工事ばっかりしてるので多分あんまり貴重な生物はいないだろうがそれなりにキレイな感じはしてきた。
ただ、やっぱりイメージってのは大事でこの川で釣れた魚だよって言われて食卓に出てきたら絶対食いたくない。罰ゲームだよ。
だってさ、定期的に死体が上がるんだよ。去年も増水した川に流された子供が近所で見つかったってニュースになってた。
10年前もバラバラ死体が見つかったし、もっと前にも見つかったりしている。
大体どこの川でも海でも死体が見つかることはあるだろうけど近所の川ってことでイメージに焼き付いてるんだよね。
他にも下水処理の会社に就職しようと話聞きに言った時に大雨が降ると下水処理場は限界を超えてしまって処理できないまま川へ垂れ流しって話なんだよ。
実際大雨が降った時に釣りに行ったら大量の髪の毛が釣れたことがあるんだよ。
そんな川で釣れた魚を食いたいと思うかね?
多分この川で釣れた魚を捌いて持って帰っている人はみんな川の近くに住んだことのない人たちなんだろうと思う。
知らないということはとても幸せなことかもしれない。
おそらく俺も現実を知らないまま色々なものを食っているんだろうと思う。中国で作られたチキンナゲットとか普通に食ってたしね・・・。
ただ、このブログを読んだ人には都市近海とか都市の中を流れた河川で釣った魚は食べないほうがいいと言いたい。絶対体に悪いから。