私はなぜかよく金持ちの集まる場所に出没しているのだが、ぶっちゃけ金持ちほど筋トレをしている。
年収数千万クラスの人ほど筋肉で競っている。
確かに、もう年収数千万クラス(役員報酬)の会社の社長になると仕事は社員が勝手にやっていてやることが無くなってくるというのも理由の一つではあるが、私はもっと根深い問題だと思っている。
お金を稼いでも満たされない
間違いなくこれが大きいと思う。お金を稼いで幸福度が上がるのは年収800万円ぐらいまでで、それ以上になるとどれだけ稼いでも幸福度は一定で増えなくなるとの研究結果がある。
そうなってくると金を稼ぐことに夢中になるよりももっと手っ取り早く幸福感を感じる物を探すことになるだろう。
それが、筋肉なのである。
筋肉は裏切らない。努力した分だけ、大きくなり立派になっていく。
フェラーリを買っても、クラブのVIPに座っても満たされなかった心が筋肉を大きくすることで満たされる。
金持ちはマラソン好きも多いのだが、これも達成感というもので心が満たされるのだと思う。私はハーフマラソンしか走ったことはないが、確かに達成感はすごかった。人生で一番しんどかったし、やりきった感がすごくてハマる人の気持ちがわかった。
正直金はモノサシにならない
なぜか日本人は年収がどうとか、資産がどうとかで人の価値を測ろうとするのだが、はっきり言って金はモノサシにならない。
金持ちほど恐らくそれをわかっているので筋肉をモノサシにしようとしているのだろう。
なぜ金がモノサシにならないのか?と言えば、汚い方法で金を稼ぐ人間もいるし、元々金持ちの家に生まれただけのバカが金持ちなだけの場合もある。
明らかに詐欺な商品を口八丁手八丁で老人に高値で売りつけて金を稼ぐ汚い商売をしているだけの人間なんてゴロゴロいて、そいつらの年収は1億とか平気で超えている。私の前いた健康食品の会社の社長もそんな感じだった。
成金の二代目とか親が10億円以上の資産を残してくれたら子供の代まで遊んで暮らせると言われているし、10億を運用しておけば年利4%で運用しても年収4000万である。不動産だったらもっと利率がいいので一生遊んでいても何の苦労もなく生きていくことが出来る。
そういう世界を生きてきた金持ちは金をモノサシに使うことの愚かさに気づき、筋肉こそが全てだと悟るのである。