芯まで腐ってる

もうとっくの昔にダークサイド

劣等感なんか無意味!生まれてくる時代を間違えただけ

俺は小さい頃からいろいろと平均値以下のレベルで生きてきて、正直人間として劣等なレベルだと思っていた。

顔面偏差値も大して高くないし、脳みそも平均以下、身長はぎり平均ぐらい、体の丈夫さは平均以下で病気ばっかりしている。

平均以下の大学に入り、しょうもない企業に入って半年で辞めた。それからは職を転々として今は手取り月16万円の派遣社員

f:id:jackson24:20181231150347j:plain



まぁ傍から見るとなんともカスみたいな生き方だなとしか言いようがないわけであるがこれは2018年の日本に生まれたからカスみたいな生き方の人間にしかなれなかっただけの話である。

 

私はサイコパス的な部分があり、発達障害的な部分を持っていて普通の会社で働くのに難がある性格を持っている。

これは2018年現在日本社会がちょうど成熟して第三次産業に従事する人が多くなり、企業で働くのが一番多くの給料をもらえる時代になったから私のような社会にうまく馴染めない人間が全く活躍できないと言える。

 

これが私の2世代上の時代だったらどうだったのか?と考えるとちょうど成人した頃が第二次世界大戦に突入していく頃であり、どう効率よく人を殺せるかが出世に関わる時代であった。戦後に関しても成功を手にしたのは闇市ヤミ米を売っていた人間など今の社会で考えるとどちらかと言うとアウトローな人間達である。

この時代に真面目に生きた人間は特攻でお国のために死んでいる。今のサラリーマンは捨て駒として玉砕の最期を遂げているわけである。そして故郷には骨すら戻らず魂は靖国に祀られている。

 

もし私が一つ上の世代に生まれたとしたら、おそらく戦後の高度成長期にダメ社員なりに普通に仕事をして普通にお見合いして普通に定年まで働いて普通の人生を歩んでいただろう。日本総中流時代だったわけで、今のように派遣社員など無く、普通に生きているだけである程度は稼げていた。

 

そう、たった3世代の違いでゴミ人間になるか成功者になるか全く違っているわけだ。

 

その前に関して言えばもはや生まれた瞬間に一生が決まってしまうような時代もあり、次男に生まれた段階で家を継ぐことは出来ず養子になったり居候になったり虚しい人生を送る必要があったりした。どれだけ優秀な人物だったとしても成功などなかったのが江戸時代(二宮尊徳のような極一部の例外を除く)。

 

その前の世代に生まれたら戦国時代。暗殺が上手ければ刺客として雇われるし、戦略が上手ければ秀吉のように一兵卒から成り上がれたりする。今の時代に宮本武蔵がいてもただの乱暴者であり、犯罪者にしかなれなかったかもしれない。

 

更に前、古墳時代弥生時代まで遡れば神事を行う人間をトップとした社会があり、民は皆平等であった。貧富の差など無く、共同で農業を行っていたわけである。その中で勝ち組となったのは土器を作るのが上手いとか魚を捕るのが上手いとかそういう人間である。

 

いろいろ考えるとわかるのだが発達障害などの障害は他の時代ではプラスの能力だった可能性がある。集中力がない人間だって狩猟採集の時代には優れた能力だった可能性もあり、今のように勉強ができて東大やハーバード大学で研究をしてノーベル賞を取るような能力など全く使えない時代もあった可能性がある。

 

結局、今社会の底辺だったとしてもそれは自分の能力が残念ながら今の社会に合わなかっただけのことであり、もしかすると次の世代では活躍できる能力だったりするかもしれないし、更に次の世代においては大成功する能力だったりするかもしれない。

 

だから今、引きこもって劣等感にまみれている人間がいても気にすんなと言いたい。人間生まれ持ったものなんてのはDNAに刻まれているものなので努力でなんとかなったりやる気でなんとかなったりしない。

とりあえずまわりに敵を作らないような生き方だけしとけばいいと思う。心の中では生まれてくる時代が間違っただけと思っといて、まわりの人間には必死で頑張ってる感を出しとけばなんかしょうがない感じになる。

開き直って俺はこういう男だとか言っちゃうとクロちゃんみたいにまわり全員敵にしてしまい自動的に人間クズとなるのである。

 

出来ない人間はゴミ拾いするとかそんなんでいいんだよ。この時代に自分が出来ることは何か?を考えて努力しているふりをして人生乗り切る。

 

俺なんて正直すでに派遣の仕事もクビになって今完全に無職だし、5ヶ月しか働いてないから失業保険もでないし、次の仕事も決まってないから人間クズな状態で迎えるお正月…。とりあえず俺は生きて革命の時を待ち続けるだけだ。


瀬川あやか ・サンサーラ(フジテレビ「ザ・ノンフィクション」エンディングテーマ)