芯まで腐ってる

もうとっくの昔にダークサイド

マスクのおかげでブサイクを出さなくて良くなった

俺はブサイクである。生まれたときからなんか変な下膨れのおかめみたいな感じの輪郭で鼻の下が長く、チンパンジーとかお猿さんとか呼ばれていた。

思春期になると少し進化してアウストラロピテクスという名前で呼ばれるようになる。完全に消去したい過去である。

今でも誰もがひと目見てこいつゴリラに似てるなと思うような顔をしていてしかもアトピーがひどくなり続けているので掻き傷で血だらけのときとかもある。

俺の顔はほぼ汚物であると言える。

毎日顔面を晒すのが嫌すぎて会社員として職場に行くのがものすごいストレスだったことが有り、もう大きな会社で働きたくなくなっている。OLに汚物を見るような目で見られるのが地獄だからだ。

なので美人で若い女性のいるような職場を避け続けて今は5〜6人しかいないような小さな事務所で働いている。ここの女性は50代もしくはマキシマムザホルモンみたいな感じの人しかおらず全く気にならない。

伸び伸び出来ていたのに最近若くて美人な人が入ってきた。

俺はもう顔面を晒すのが苦痛で仕方なくなっていたのだがマスクをすればいいことに気づいた。

ぶっちゃけ俺はコロナが流行り始めてから5月後半までマスクを着けずにいたのだが俺みたいな顔面汚物な人間こそマスクをするべきじゃないかと気付き一日中マスク生活をおくり始める。

最近は暑くてとにかく息苦しくて最悪だけど顔面を晒すほうが最悪なのでなんとか我慢できている。

本当にコロナウイルスは日本全国の顔面を晒したくない人々にとって素晴らしい機会となったと思う。

これからはずっとマスクを着け続けていても誰も何も言わず許容されるだろう。会議中だろうが面接中だろうがずっとマスクをし続けることで素顔を見せること無く生活できてしまう。

そう考えるとブサイクというデメリットはちょっとマシになったなと思う。

コロナがもたらした副産物の一つを享受しようではないか。