ここ最近金相場が史上最高値になったとの報道があった。
これを逆に考えるとグラム当たり購入に必要な日本円が過去最大になったということになる。
今まで1万円で買えていたグラム数が減り続けているということであり、同じ貯金額であっても貧しくなり続けているというわけだ。
金というのは地球上にある総量が変わらず、金自体の価値はずっと変わっていない。人類がこれまでに掘ったのは50メートルプール2杯分だと言われている。
価値が変わらない金に対して円はどんどん発行数が増えている。マネタリーベースでは2012年から2020年までに5倍まで総量が増えている。
普通に考えてハイパーインフレが起こってもおかしくはないレベルと言えるだろう。
政府はインフレ率を上げるために今後も必死で赤字国債を発行しまくる。
老後2000万円発言が問題になったが私はあと20年後2000万円では足りないと感じている。円で2000万円持っていても国際的なインフレによって今まで1ドルで買えていた物は2ドル出さなければ買えなくなり、貯金も倍無ければ足りなくなるのではないだろうか？
日本だけがデフレになれば必然的に輸入に頼っている原材料費が上がり今の給料で買える物は減り続ける。
日本で自給自足すればデフレの恩恵を得ることは出来るだろうがこの時代、何もかも生産工場が中国や東南アジアにある時代。
日本は貧乏になり続けるだろう。そのうち100円ショップは200円ショップになるのではないだろうか？すでに200円の商品や300円の商品が増えており、100円で買えたのは過去のことになりつつある。
必死で貯金を貯めて1000万円、2000万円溜まったと喜んでいる場合ではない。貯金を金に変えるなどしておかなければ数十年後自動的にその円の価格は目減りしてしまうだろう。
