芯まで腐ってる

もうとっくの昔にダークサイド

10万円の給付は使ってなんぼやろ

コロナウイルス対策で政府が国民1人に10万円ずつ配る事になった。

ただ、それは申請した人に対して配るということであり、辞退することも出来る。

 

なのでコロナウイルスで収入が減っていない年金受給者や公務員などはこぞって私は10万円を受け取りません!という宣言をしている。

 

違うだろ!と言いたい。

 

この10万円はコロナウイルスで売上が減ってしまった商店街の飲食店や、ホテルや観光業などがV字回復するための原動力だろ!

 

辞退しました!私って偉いでしょー

 

じゃねええよ!

この予算は使わなければ国に帰って行くだけなので最終的に増大する医療費や年金や介護の方に回っていく。

それはそれでしょうがないことではあるが日本の未来のことを考えて本当にそれでいいのか?と言わざるを得ない。

 

 

行きつけの定食屋や個人商店、隠れ家的な旅館やらペンション、何もかもが無くなってしまっても良いというのか?

 

仕入先も潰れるわけだから農林水産業も破滅的な被害を受ける。

 

美味しいお肉も食べられなければ美味しい魚も食べられない。

 

この10万円を有効に使うことが出来なければ国営企業の画一化されたサービスしか無い旧社会主義国のような灰色の世界になるのではないだろうか?本当につまらない世界がそこには存在することになる。

 

数年前から日本では現金の供給量を増やして量的緩和で莫大な現金を市場に流したのになぜそれほど収入が増えたと感じていないのか?それは一部の人間にお金が集中しているからである。

 

結局一人の人間が何百億円も持っていても使い切る事ができず、お金がそれほど動かないから日本の景気があまり良くならない。

10億円あれば子供の代まで死ぬまで遊んで暮らせるわけで一部の人間に金が集中していることがどれだけ金を刷っても日本の景気をよく出来ない原因と言える。

 

だから今回の国民一人に10万円を渡すというのはものすごく大きな社会実験という側面もある。

今回国民がそれぞれ自分の意志で国の予算を使い景気対策を行うことが出来ると実証できれば継続的に景気が悪くなるたびに10万円、100万円と国民に配ることが出来るかもしれない。

 

ちなみに今回のことで25兆円の財政支出があるがこれに関しては増税などしなくても現代貨幣理論のもとに国債発行でなんとでもなる。

日本は世界に類を見ない量の国債を発行し続けていてアメリカですら国家予算の2年分程度なのに対して日本は12年分の国債を発行している。

それでも通貨の価値が落ちることはなく、今でも円高が進んでいる。インフレ率も低くまだまだ赤字国債を発行し続けることは出来るだろう。