私は貧しさを感じていないが給料が高いわけではない。
生活レベルが大学生の頃から何も変わっていないからというのが大きい。
数年前はブログバブルが来てしまったので分不相応な金の使い方をしてしまったがそれは経験として良い使い方だったと思う。
ただ、バブルが終わったことで経費という無駄使い生活を送る必要がなくなり現在は大学生の頃のように安いスーパーの安い惣菜とか買って米は自炊という生活になった。
贅沢になったと思うのはたまに買う発泡酒ぐらいか。
一応ブログ収入分ぐらいは毎月コンカフェに数回行っているがどんどんその回数も減っている。
ただ、別にそれで貧乏になったなとは思わない。完全に無駄な出費だったとわかっているから削ってもそれほどダメージがないわけである。
私の親は老後も生活レベルを落とせずダイソーは中国製が多いから行かないとムダに高い物を買っている。
無茶苦茶暇なのに無駄にロボット掃除機が掃除をしているし、ほとんど乾燥機なんて使うこともないのに乾燥機つきドラム式洗濯機を買っている。36万円もする…。
冷蔵庫も何故か2台あるけど一つはほぼカラ…。毎日のように買い物に行ってるんだから保存しないでもいいのに…。いっぱい冷凍して結局霜だらけになっているアイスがちょいちょいあるし…。
私の場合は家電はすべて中古で揃えているし、全て中国製にしている。ハイアールも今はかなり壊れないようになっていて使い勝手もそれほど悪くない。中古で揃えれば洗濯機も冷蔵庫も一人暮らし用なら2万円以内で買える。
家具とかもネットで比較して買えば非常に安く買える。ニトリなどの店舗で買えばしっかりした物が手に入るが非常に割高。
自転車やらバイクなんかも中古で買えば非常に安くていいものが買える。
ということで無駄に見栄を張ったり比較検討しないで買うことで無駄に金を使ってしまうのを防ぐことができれば出費はかなり抑えることが出来る。
たくさん金を稼いでいた人間の老後の貧しさ
どれだけたくさん金を稼いでいても経営者とか政治家みたいに死ぬまで働けるような仕事でない限りは老後、年金生活になる。
年収2000万円稼いで毎年海外旅行に行って車を数年で乗り換えるような暮らしをしていても年金生活になればそうは行かない。
たくさん稼いでいれば厚生年金もたくさんもらえるかもしれないが年金がつき100万円ももらえるようなレベルの人間は極僅かである。
結局夫婦で月30万とか貰えればマシぐらいの年金生活に入ることになるだろう。
そうなれば毎日のように外食をしていた暮らしは諦めてスーパーの惣菜を買うか自炊しなければ生活が破綻してしまう可能性が高い。
でかすぎる家に住んでいれば家の補修費用が数年ごとに100万円単位で発生して家計は苦しくなるので老後はマンションに住み替える必要があるかもしれない。
バリバリ稼いで何十年も贅沢をしてきた人間がダウンサイジングするのは非常に辛いことに感じるだろう。
そう考えれば現役時代からずっと月30万円生活を続けてきた人間は老後も特に苦しいと感じること無く普通に生きていける可能性が高い。
芥川龍之介の発言にこの世は地獄よりも地獄らしいという言葉があるがそれは地獄はずっと苦しみに満ちており人間は苦しみに慣れているからあまり苦しく感じなくなっているが、この世はいい時もあれば地獄の苦しみを味わう時もあり、その落差で地獄よりも苦しみを感じてしまうからだとのことだ。
人生の落差は人を絶望に落とし、精神を壊すこともある。
ホームレスにインタビューするアットホームチャンネルというYouTubeチャンネルでホームレスになった元大学教授のインタビューがあるが、その人は現役時代人よりもかなり多くの給料をもらい何一つ不自由なく外国人の妻と幸せに暮らしていたが老後に入ってすぐに妻が亡くなり人生のどん底に陥った結果、自暴自棄になり家を売り払い、貯金も全て銀座のクラブで溶かしてホームレスになったとのことだ。
人生の落差を出来るだけなだらかにすることで精神の平穏を続けることは非常に重要なことだろうと思う。
まとめ
人は生活のレベルを上げてしまうと中々元のレベルに戻ることの出来ないものなのでどれだけ稼いでも贅沢をするのは止めたほうがいい。
お金を貯め込みすぎてしまうと争いに巻き込まれたりするし、経済の流れが止まってしまうのが良くないと思うのなら慈善団体に寄付すればいい。
もしくは好きな会社の株を買うなどして応援すればいい。
贅沢が癖になってしまえば生活のレベルが下ったりした時に惨めに感じて狂うこともある。
自分の器に見合わない量の金は持たないことが人生を幸せであり続けるために必要なことだろう。