岸田首相を狙った爆弾テロ事件があったので思い出したのだが、昔犬の散歩をしに河川敷に行って川岸に流れ着いたゴミで焚き火するのがマイブームだった頃がある。
今では野焼きはやたらうるさく、河川敷で焚き火をする人はほぼ皆無になったが昔は結構雑誌を燃やしたりしている人がいた。
釣りをしているおじさんがそのへんの雑木を燃やして暖を取ったりするのが普通の時代だったのである。
そんな感じで私も拾った100円ライターで焚き火をして暖を取るとか普通にしていた。
ある時、河川敷のゴミにヘアスプレーの缶が落ちているのに気づいた。
こういうスプレーには必ず爆発の危険があるので火気厳禁と書かれている。
そう書かれているとやってみたくなるのが私という実験大好き少年。
日頃気になっていた爆発の威力というものを体験してみたくなりその缶を焚き火にくべてみることにした。
ヘアスプレーはすでに空であり、爆発してもフルパワーじゃないから大したもんじゃなかろうと思って5メートルぐらい離れて待っていたが一向に爆発しなくてもう中身からだったんだろうなと諦めて燃やしっぱなしで犬の散歩を再開し、50メートルぐらい離れた時に後ろでものすごい爆発が起こった。
スプレー缶は頭上高くに吹き飛ばされていてマジで爆発の威力に恐れおののくこととなったのであった…。
マジで実際に体験しないとわからないことはたくさんある。
使い切ったスプレーの爆発力であのレベルなら中身が結構はいっているスプレーなら相当な威力だと言える。
たまに不動産屋がスプレーを部屋の中で大量に噴射して爆発事件を起こしているが私のようにスプレー缶の怖さを思い知っている人間ならまずあんな愚かなことはしないだろう。
でんじろう先生の実験のようにスプレー缶の爆発実験を実体験できる施設があればいいのになぁって思うけど危険すぎてまず無理だね…。