新型コロナの陽性者数が全国で１万人を超えてから１週間ほど経つ。
東京では一日に５０００人以上の感染者が出たりしている。
だが、死者数の推移をみると大した伸びを見せていない。
同じくデルタ株で感染が爆発しているインドネシアをみると感染者数が増えたタイミングで死者数もどんどん増えていて日本とは全く違う状況になっていると思われる。
これに関しては日本では重症化リスクの高い６５歳以上の高齢者がほとんどワクチン接種済みであることが要因だと思われる。
ワクチン接種済みでも新型コロナにはかかる
老人介護施設でクラスターが発生したというニュースがあった。この施設は全員がワクチンを２回接種済みだったとのことである。
そう考えると今後国民全員がワクチンを摂取しても新型コロナの感染拡大は止まらないということになるだろう。
新型コロナの終わらせ方がわからない
ワクチンが全員に普及したとしてそれでイギリスのように通常の生活に戻してしまうということが日本で出来るのかが疑問である。
高齢者のワクチンの普及が進み死者数が極めて少ない状態で抑えられている今ですら全国で緊急事態宣言の県がいくつもあり、まん延防止法の県もたくさんある。
欧米などと比べ明らかに患者数が少ない状態で医療崩壊してしまう医療現場、軽症者を自宅療養させると政権批判が起こる。
こんな状態がいつまで続くのだろうか？
おそらく今後もデルタ株からオメガ株に置き換わっていく過程でワクチンが効きにくくなる可能性も考えられる。
そうなればまた冬に感染拡大が起こり、また緊急事態宣言が発動…。
全く終りが見えない。
もうワクチンを国民の７割が２回摂取した時点でイギリスのように感染者が増えても対策はしないというふうにしなければあと何十年もこのまま帰省も旅行もできずカラオケも歌えない世の中になってしまうのではないだろうか？
